[海外ドラマ]Life -真実へのパズル-

気が付いたら6月に突入し、Travian jp5も終盤になっていた。あぶないあぶない。
やっと最終回を見ることが出来た。
AXNミステリーチャンネル 『Life – 真実へのパズル – 』
H2_top
簡単なあらすじ。
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チャーリー・クルーズは以前は警官でありながら、友人とバーの経営をしていた。
その友人の一家が惨殺される事件が起き、クルーズは逮捕され刑務所へと送られる。
12年間の刑務所生活で”ZEN”(禅)に触れながら過ごす中
DNA鑑定による冤罪という事実が改めて分かり、
莫大な補償金を得た上でクルーズは刑事として復帰する。
自分を冤罪に陥れた存在を知り、真実を手に入れるためクルーズは日々単独捜査を続けることとなる。
刑事の相棒であるダニ・リースの父親は以前は刑事でこの事件に関わっているようだ。
刑務所仲間で財務に詳しいテッドや警備会社の女社長の協力を経て、
クルーズは警察OBのレイボーンが事件の鍵であることを突き止める。
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聞いた話によると
シーズン1ではストライキで撮影が止まりそうなのを無理矢理強行、
シーズン2ではリース役のサラ・シャヒが妊娠、脚本も複線を回収することなく打ち切り
ということで非常に不遇なドラマという印象。
事前設定が「12年も冤罪で刑務所に入っていた刑事」というオイシイものなので
劇中でもその撮影事情が全く気にならないほど面白かったけど。
基本的にはチャーリーが殺人犯とされたトム・シーボルト一家殺害事件を追いつつ
毎回オムニバス形式で一話完結の事件解明型ドラマだったので、
冤罪事件のことを追いながら新しい捜査を見ることで色々と楽しめた。
アメリカ人から見た「禅」の概念は非常にひねくれたものが多いものの、
この番組での取り扱い方は非常に正常な解釈に近いと感じた。
ダミアンの演技に拠るところが大変大きいと思うが、
冤罪で服役することとなった男の空っぽさ、空虚でありながら破綻せずに世界を認識している感じがよく出ている。
脚本はラストが打ち切りのため詰め込み感は否めない。
ただ評判ほど悪い感じは受けなかった。
なによりヘッドハンティングの失敗という間抜けな警察とマフィアの絡みという話は面白い。
本筋(冤罪事件の解明)も非常に面白かったけど、
オムニバスで解決される1話1話の話も毎回とても面白かった。
シーズン2からはチャーリーとリースの仲を裂くように現れるティドウェル上司だけど、
この人がいることで相棒同士がぎくしゃくしたりコメディタッチになる。
かといって無様な無能というわけではないので色々見所がある。
脇役に徹したテッド、ジェニファー(前妻)、オリヴィア、レイチェルなどもキャラが立っていて面白かった。
レイチェルは反抗期なのか、もっと同居してくれていたら良かったなー。
テッドの娘のエピソードの回はかなり面白い。
今のところAXNミステリチャンネルでの再放送予定がないようで非常に惜しい。
DVDで見返したい作品だが、海外版のDVDしかないようなので日本の再生機器で見られるかどうかは不明。
禅やら警察用語やらで翻訳が非常に難しそうなセリフが多いが、もっと細部までチェックしたい。


あらすじを簡単にまとめてみた。
■シーズン1■
シーズン1のテーマは「本当の殺害実行犯は誰だったのか」「事件は本当に終了したのか」ということ。
主に「事件記録」としてインタビュー動画がところどころに挟まる演出は結構気になる。
「人殺しの警官」として刑務所で憎まれ、
異常な警官として看守からも罵倒されという孤立した刑務所の記憶はクルーズにとっても良いものではないらしく
詳細に語られることは殆どない。
その中でも彼がよりどころとしていた”ZEN”の本やら釈迦の説法テープ(禅について語っててたまに流れる)が
普通の刑事ドラマとは違う茫洋とした雰囲気を醸している。
シーズン2でも通じることだけど、
クルーズはこの”ZEN”の概念を会得したことで普通の人間の思考には織り込めないものを感じ取ることができ、
「空を見る」ということを理解している。
※空(くう)を見るというのは仏教の概念で「物事をありのまま捉える」ということ。
それでいて長い刑務所生活で得られなかったものたち(広い家、新鮮な果物、自由に走れる車)を得て
奔放な生活を送っているように見せかけ、
裏では真剣に事件の真実を追っている。
チャーリー・クルーズ役のダミアン・ルイスは一見人のいい中年刑事として、
たまに出る満面の笑顔がかわいい。
彼のほうれい線はこのためにあるような感じ。
「冤罪の12年」を背負う高額補償金の受取人として顔や名前が知られているクルーズに対して、
サラ・シャヒ演じるダニ・リースがいつも冷たく呆れた表情で当たるのが面白い。
新鮮な果物をいつも手にして食い散らかしまくっているクルーズと
哀れな目を向けるリースの結束が段々と強くなっていく様子が分かる。
警察内部では未だ犯人扱いされるクルーズ。
クルーズを冤罪から救った女弁護士はクルーズに惚れているし、
事件を機に離婚してしまった元妻とは中々会えず、
刑務所で出会ったテッドは広い家で同居しながらいつしかクルーズの捜査に巻き込まれていく。
テッドは全く関係なさそうな顔をしながら、
警察の不正な家宅捜査が入ったときにチャーリーの秘密の書斎のデータを守ってあげるところがいい。
チャーリーは自分が犯人とされた事件のことを詳細に思い出そうと努力する。
チャーリーと共同経営者だった友人は一家皆殺しだったとされていたが、
どうやら当時幼かった一人娘は生きているのではないかと気付く。
不当に警察に疑われて再度起こった殺人事件の容疑を掛けられたこともあり、
本当に誰が敵なのかということを意識し始めるチャーリー。
リースの父親、ジャック・リースは過去にはSWATの隊長を勤め上げるが、
かつて起こったロス銀行の襲撃事件においても不思議なタイミングで関わっている。
日々の捜査の中で出会ってしまったロシアンマフィア・ロマンはどうやら警察内部の不正な情報について詳しいようだ。
チャーリーが逮捕された当時、警官として相棒をやっていたボビーはどうも余所余所しい。
生き残ったであろう娘・レイチェルが事件直後に描いた犯人の絵は、
ジャック・リースの情報屋を務めていたケチな犯罪者であるカイル・ホリスにそっくりだ。
チャーリーはジャック・リースが犯人ではないにしろ、
直接的に事件に関わっていることを確信する。
彼を追い詰めるためには恐らく実行犯であるカイルを攻めることが有効だと判断し、
現在は怪しげなカルト教祖となっていたカイルの家に単身踏み込んだ。
そこには既にカイルはおらず、怪我をした少女がチャーリーを睨み付けカイルは攫われたと告げる。
カイルを拉致した男たちに屈することなく身柄を確保したチャーリーは、
情報と引き換えに金をよこせと言うカイルを土に埋めようとする芝居をしながら自白を引き出す。
チャーリーに殺されたとされたトムは裏でマネーロンダリングに手を出しており、
それが元で警官だったジャック・リースに目を付けられたが
ジャックから指示を受けたカイルの「やりすぎ」で一家は殺されてしまう。
当時ジャックはそれを何故かチャーリーの冤罪事件として仕立て上げたのだった。
「やりすぎ」を反省したカイルは、
唯一生き残ったレイチェルを引き取って育てていたことを罪滅ぼしだと言う。
カイルの自白を無事検察側に聞かせることができ、
本当の真犯人を検挙することで完全に疑いを晴らすことができたチャーリーだったが、
その間にレイチェルは行方不明となってしまう上にジャック・リースはどうやら使い走りでしかないようだ。
警察内部にもっと大々的にチャーリーを憎む存在がいるのではないかと悟り、シーズン2へ続く。
■シーズン2■
シーズン2のテーマは「全ての黒幕は誰だったのか」「何故チャーリーは殺害犯として選ばれたのか」ということ。
心機一転、チャーリーを目の敵にしていた女上司が異動となり、
異様な風体のおっさん刑事ティドウェルが上司として就任する。
ティドウェルとダニ・リースが珍妙なコミュニケーションで恋仲になっていく様子は非常にシュールとしか言いようがない…。
チャーリーは別れた前妻を追い掛け回すが、再婚してしまっていた彼女は思い通りにならない。
チャーリーの事件の疑惑から父と険悪な様子になるリース。
それを知ってか知らずか、チャーリーはジャック・リースの車に盗聴器を仕掛け彼に命令できる立場の者が怪しいと気付く。
盗聴中に得たヒントである「6人が5人になり、簡単に4人になる」という言葉から、
新聞記事にも載ったジャック・リースを含む同期6人のうち一人が死亡していることを知る。
写真に写っているうちの一人はチャーリーを越える資産の持ち主、ミッキー・レイボーンだった。
行方不明だったレイチェルが見つかるが、それを守っていたというジャック・リース。
チャーリーに真実を語らない彼だが、ある日娘のダニに「家を出る」と告げて行方不明になってしまった。
残ったレイボーンの調査を進めるチャーリーだったが、唐突にFBIから派遣されたボドナー捜査官から警告を受ける。
ボドナー捜査官に撃たれたチャーリーはその弾を復元してまでボドナーにやり返すのだった。
段々と邪魔が入ってくるレイボーンの調査中にやっと直接話す機会を得るが、
レイボーンはなんと肺がんで長くはないと言う。
それを怪しむチャーリーだったがレイボーンは大量の血液を残して海に消えてしまった。
恐らく死亡しただろうと結論付けた警察だったが、レイボーンの死亡はそれほど事態を変えてくれない。
事件の相関関係を探る中、リースがFBIに出向となる。
見送るチャーリーには新しい相棒として異様な有能さの黒人女性シーバーが赴任することとなる。
レイボーンの家の警備を任されていた女社長と奇妙な連帯感を見出す中で、
FBIに出向したリースは執拗なポリグラフ調査で
「チャーリーとの」「父ジャックとの」「彼らが関わった事件との」記憶や認識を引き出されることとなる。
FBIの出向要請はどうやら裏があるようだ。
チャーリーの父親を強盗と間違ってチャーリーが射殺しようとしちゃったり、
チャーリーの父親と結婚する予定のオリヴィアに手に刺さった鉛筆を一思いに抜かれてテッドが悶絶したり、
旦那に逃げられかけたテッドの娘が尋ねてきて孫息子の名前が同じ「テッド」だと知ってその哀れさにテッドが泣いちゃったり、
追いかけてた強盗に撃てと言われて愛車のマセラティを穴だらけにしても乗り回しちゃったり、
シーバーの速読っぷりにロボットじゃないかとチャーリー&ティドウェルが怯えてみたり、
若干和やかになったシーズン2も佳境になったら一気に緊迫した雰囲気に。
FBIの出向中の不審な動きに気付きつつも、市警に帰ると言ってしまうリース。
リースもレイボーンに会っており、
チャーリーがレイボーンに会ったことを知ってその殺害を疑うが最終的にはその疑いを信じることはなかった。
市警へ戻ろうとするリースが乗り込んだ車はどこかへリースを乗せて行ってしまう。
ティドウェルがリースと連絡が取れないことに気付き、
チャーリーはFBIに本格的に接近することに決める。
あくまでとぼけ通すFBIと一気に関係が悪化してしまい、
チャーリーはレイボーンの警備を請け負っていた会社の女社長に極秘裏でのリースの位置情報の特定を依頼する。
リースの携帯のGPS反応を拾うことが出来、テッドと女社長が急行するが
既にリースは連れ去られた後で拳銃と携帯が残っているばかりだった。
そのやり口から過去の関係者であるロシアンマフィアのロマンを連想するチャーリー。
ロマンは前回の事件で服役しているはずだったが、尋ねた刑務所にいたのは「ロマン」の名前の全くの別人だった。
金で身代わりを買い未だロマンが潜伏していることに気付くチャーリーとテッド。
そうこうしているうちにロマンから悪趣味なビデオテープが送られてくる。
椅子に縛り付けられたリースへの拷問を匂わせる内容で、リースの発見を急がなければいけない事態に。
しかしロマンが指定してきているのは死んだはずのレイボーンとリースの「交換」。
本部から捜索隊が来てしまうと気付き、
ティドウェル・ボビー・シーバーはチャーリーの携帯を放棄させた上でリースを追うために逃がしてくれる。
FBIに向かうチャーリーだったが、何故かロマンから電話を受けたFBIの職員が回りの人間を射殺。
このままではボドナーも死ぬと悟ったチャーリーがボドナーの家のガレージに突っ込むが、
タイミング良くボドナーを助けFBIの刺客を轢き殺す。
ここで本当の黒幕はロマンであり、FBI→市警→ジャック・リースの順に悪事が指示されていたことが示唆される。
ボドナーもレイボーンが死亡したことを信じており、
レイボーンが生きているとしたらどこにいるのかチャーリーと調査を始める。
本当はレイボーンは肺がんなどではなく、
「死んだ」ことを演出するために何ヶ月も前から自らの血液を抜き保存していたことを知る。
レイボーンの関連施設の中で、掃除夫のふりをして生きているレイボーンをチャーリーが発見する。
折りよくティドウェルの必死の推理でリースの監禁場所が特定されるが、
既にロマンとリースの姿はなく移動した後だった。
ロマンとの引渡しにレイボーンを同行する最中、
チャーリーはレイボーンに全ての謎を明かすよう強制する。
全ての事件は警官学校で優秀な成績と有能な言動を見せていたチャーリーをレイボーンが品定めし、
自らの資産を継承する「後継者」とすべく目をつけたところから始まっていた。
資産を作るために警察官仲間で銀行強盗を繰り返していたレイボーンとそれを知っていたジャック・リース。
レイボーンは品行方正な警官であるチャーリーを手元におびき寄せようと、
ジャック・リースを通してチャーリーの共同経営者にマネーロンダリングの罪を被せ共犯に仕立てようとしていた。
多少汚れた警官になればそれを救い上げ、後継者となったチャーリーを通して警察を把握しようとしていたが、
シーズン1で判明した通り、それをカイルという実行犯の「やりすぎ」で失敗する。
チャーリーが犯人とされた経緯は語られず、
どうやらジャック・リースやレイボーンが意図していたことではなかったようだ。
そして当時からレイボーンが投資先としていたロシアンマフィアにロマンが在籍し、
レイボーンが勝手なことをしようとしたことを許さずチャーリーをわざと選んで冤罪に落とし込んだのではないかと判明する。
レイボーンが勝手に後継者を決めるなど許さない、というのがロマンが動き出した原因のようだ。
そんなにくだらない理由で12年間放置するなよと思うレイボーンの放置っぷりがすごい。
しかし全ての証拠は裏社会にもみ消され、レイボーンを逮捕することは適わず。
このままレイボーンをロマンに渡せば新しい後継者が決まって同じことが繰り返される。
ロマンとの取引でレイボーン本人を渡すことはできないと考えたチャーリーは、
リースと「正統な後継者である自分を」交換しろとロマンに持ちかける。
実はレイボーンの後継者として選ばれたがっていたロマンだが、
権利がチャーリーに移ったことで簡単に資産を乗っ取ることができると考えたのか
あっさりリースを離しチャーリーを拉致する。
移動する車内でへらへらとチャーリーを挑発するロマンだったが、
チャーリーは特に慌てた様子もない。
「何故刑務所で12年間も生き続けたと思う?」とロマンに問いかけるチャーリー。
ロマンが答える間もなく、チャーリーの握ったこぶしで喉笛が砕かれロマンは死亡する。
色めき建つロシアンマフィアの手下がチャーリーを囲むが、
チャーリーは淡々と「もう自由だ」と告げて車から降ろすよう促し、
ボドナーの運転で追ってきたリースににこやかに微笑むのだった。
ラストは
1+1は1になる。
どんなに1を足しても1になる言葉は、愛だ。
と禅的な言葉で締めくくられている。

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