特に社会にも経済にも興味がないわけではないんだけど、中々書く気にならずにレアな記事になる。
Twitterにハマコー先生が登場してからしばらく興味もなくほっておいたんだけど
「なう!」「だう!」が新しいのでfollowしてみた。
blogも書かれているんですね。
iPhone欲しがってるようだけど大丈夫なのか。水没とか。落下とか。
81歳でネットデビューとかなうい。
昔は暴力団崩れのヤジ専門で粗野なだけの人だと思っていたので、
ここのところのタレント活動やTwitter利用は素直に面白い。
そのハマコー先生が小沢幹事長辞職喚問要求をしている。
これは民主に対抗する自民党の手札だから、というよりは
不正な政治家を自浄しようとする作用だと思っている。
民主内部で生方副幹事長が解任された事件を受けてのことかもしれないが、
政治家が主導してこのような声を大きくしていくことは民主主義として重要なことなのではないかと漠然とだけど感じている。
自分も署名するつもりなので、小沢幹事長解任要求を行いたい方は是非見てみてほしい。
いまだ詳しいことは決まっていないようだけど、
提出先が国会ということで署名の開始タイミングが待ち遠しい。
オンライン署名 小沢幹事長辞職喚問!!
企画者: 浜田 幸一
提出先: 国会
開始日: 2010年03月23日
月別アーカイブ: 3月 2010
[映画]かっこかわいい限定的条件
最近見た中で面白かったやつ。
バンディダス [DVD] 価格:¥ 4,935(税込) 発売日:2008-04-25 |
女賊が父親を殺された”恨み晴らさでおくべきか”なシナリオのはずが微妙なコメディに。
ペネロペ・クルス演じる田舎娘が頭が弱い感じでかわゆかった。
サルマ・ハエック演じる元お嬢様は果断にしてリーダーシップもあるんだけど詰めが甘い。
男性同士であれば単なるおまぬけなデコボココンビになりそうなところが、
女賊ということで普段は愛らしく、失敗はご愛嬌、成功すればかっこいい、と救われてると思う。
パッケージではすましてかっこよく写ってるんだけど、
内容はかなりいい加減行き当たりばったり無知無能下手糞おまぬけと
取ってつけたようなドジっ子要素ばっかり。
アクション要素は低いとは思うけど、
ペネロペとサルマがいつも張り合って取っ組み合いの喧嘩をしたりするのでドタバタ度は高い。
一部マトリックスのようなスーパーインポーズのアクションもあるのでそれほど悪くないかも?
1800年代半ばのメキシコを舞台に、
銀行という悪徳システムに追われた農民たちのヒーロー(ヒロインか)となる2人が
自分たちだけではうまく銀行強盗が出来ずになぜかスティーブ・ザーン演じる刑事を脅迫して手伝わせる、
というめちゃくちゃ具合は日本の無理くさい勧善懲悪時代劇っぽくて面白かった。
自分はこの映画をケーブルテレビで見たんだけど、
リュック・ベッソン脚本参加している面白そうな映画なのに日本では劇場未公開作品だったらしい。
年度末進行で疲れた頭にはちょうどいい娯楽作品かと思います。
[PSP]ぽっちゃりどころの話ではない
PSP大活躍!DS放置!
ぽっちゃりプリンセス ポータブル(DL版)をプレイ中。
どう贔屓目に見てもぽっちゃりどころではありませんポリゴンも鈍角すぎますありがとうございました。
色々な遊び方があるんだけど端的に言って
「誘拐されそうになった自国の姫に取り合えずケーキ食わせてぶくぶく太らせるゲーム」
というのが合っていると思う。
あくまで「誘拐されないように太らせる」というのが味噌であって、
太らせるだけでクリアというシンプルなゲームではない。
(それはそれで面白いのか疑問だが)
ストーリーモード、任意選択ゲームモード、インフラ(インターネットに接続して他人と共闘できる)があって
ちゃちいゲームかと思いきやなかなかボリュームがあっておもしろい。
ストーリーモードはCPUと協力するのだけど、
自軍のCPUがバカで敵軍のCPUが優秀(?)なので難易度高い。
ストーリーモードは難易度EASYに設定してやっと全てクリアできたのだけど、
NORMAL以上で長時間戦おうと思わない程度に難しい。
ちいさなストラテジーゲームではあるけど、
選べる職業は5種類もあるしアップグレードという形で別の側面で職業を拡張できる。
姫もケーキ食ったりそれどころじゃなかったり消化したりして運び運ばれ、
運んでる最中のプレイヤーが死ぬと取り返されたりして結構面白い。
姫取り合戦のルール以外にも死神鬼ごっこ(死神になった人と殺し合い)、
ハットマシーン合戦(職業を司るための帽子が生産される機械を直したり壊したり)、
城取りデスマッチ(支城っていう占拠地の争奪で味方と敵のライフが増減する)
とか色々ルールがあって多彩な遊び方ができる。
PS3版は持っていないので分からないのだけど、
PSP版では改良されているとのことなので買って大満足している。
インフラ接続すると当初はプレイヤーは少なかったのだけど、
最近は常連の強い人の名前を見かけたりして面白い。
わたしのPSNアカウントは「hiori_K」という表記で
主にレンジャー、僧侶でサポートに向いていると思う。
防衛時は戦士がさっくりいけてとても便利なんだけど前衛向いてないのかへたくそなんだよねえ…。
インフラ仲間が全然いないので遊んでくれる人が増えると大変うれしい。
[PSP]Crisis Core Final Fantasy Ⅶ
ええ。今更プレイですよ…。
アルティメットヒッツ クライシスコア -ファイナルファンタジーVII- 価格:¥ 2,940(税込) 発売日:2009-07-30 |
流石にアルティメットヒッツ(廉価版)を買いました。
しかしクリア後は限定版買っとけば良かったのかなーと思うはまりっぷり…。
戦闘は正直、アクションってほどでもなかった。
自動追尾だしコマンド入力型なのでアクションRPGか。
敵の攻撃力がミョーに強いときとか、ヒットでノックバックして色々中断されるのはやりにくかった。
ガード、回避はコマンド入力後にも可能なのでそこが難易度を低くしている原因か。
いやアクションどへたくそなので助かりましたが。
以下ネタバレ。
前評判で「これはひどい」「ザックスかわいそう」「クラウド意味なくない?」「セフィロスの壊れっぷりが怖い」
「ジェネシスはまんまガクト」「アンジールが一部オカマグラフィック」「宝条先生のイメージが破壊されました」
という数々のレビューを読んだが全て同意。
ラストでザックスが強制的に神羅兵たちと戦うシーンでデジタルマインドウェーブのグラフィックが白く呆けていき、
エアリスの駒だけがくっきりと残り、
それも最後には消えてしまうところは非常に悲劇的な演出だと思う。
エアリスは女性キャラクターとして決して好きな性格ではないのだけれど、
ザックスが最後まで大切にしていた思い出とともに美しく悲しく愛しく見えるのはFF7スタッフの腕だよなあ。
実はエアリスと別れてから5年が経過してしまっていたことも、
ザックスの焦りが良く分かるので絶望感が増す。
ザックスの死に様もある意味リアルで、
ただあれほど優れた戦闘能力を持つザックスが銃殺されるなんて信じられなくて悲しかった。
クラウドだって信じなかっただろうと思う。
もうちょっとクラウドが悲しむシーンをごちゃごちゃやってもらったほうが良かった。
あれほどクラウドを守ってくれたザックスに対して少し淡白だなと思ってしまったくらい。
いや勿論泣きました。
最後にアンジールがザックスを迎えに来るのもあざとい。
FF7製作時にこのシナリオは完成してたんだろうか?
インターナショナルで初めてザックス像が登場したことを考えると、
完全に後付けのシナリオではないのかと無粋にも勘ぐっていたのだけど。
クライシスコアの脚本は本編FF7とは齟齬があるらしいので
このゲームのために書き下ろされた脚本の原作は元々本編FF7の発売時に存在していたのかどうか、
非常に興味がある。
少なくともエアリスの死ではこれほど絶望的な状況は描かれなかったからなあ。
何故今さらクライシスコアに手を出したのかというと、
FF7リメイクなんて何を考えてるのスクエニさん
じゃなかったキングダムハーツ バースバイスリープをプレイしたからですね。
若かりしザックスが登場して主人公と戦ったりするのを見てザックスが主役であるクライシスコアに手を出したのはいいが
あんなに元気で楽しそうに夢を追う少年ザックスを見るのが痛い…辛い…。
FF7本編がリメイクされるなら、もうこのクライシスコアを超えるストーリーでなきゃきつい。
ザックスというキャラクターが一本のゲームとして独立し描かれて死んでいった経緯をフルに役立てて欲しいと強く望む。
ちなみにやりこみ要素が酷すぎるのと、ザックスが死ぬシーンが衝撃的すぎて2週目には手を出していない。
[ひとりの]で、あんたは何してたの
ちょっと鬱引きこもり気味。打破すべく趣味に没頭。
睡眠時間が足りないと不整脈が出る。
不整脈が出ると心臓が休まらないので寝つきにくくなる。
寝付きにくいと脳の活動も休みにくいので休息を求めてなのかどうか知らんが思考能力がなくなる。
健康上の理由で自分が鬱状態に突入するパターンはほぼこれ。
結論:寝かせてください
【最近の面白いもの】
・東京事変/スポーツ。売れる路線ではないんだろうなーと思いつつ好みの音楽が多くてよかった。
・WHITE COLLAR。とにかくマット・ボマー演じるニールがかっこかわいいですね!
・GLEE。コリー・モンティスの「童貞なのに妊娠させちゃった(という誤解)」の顔がかわいい。
あとカート役の子、ビヨンセの「Single Ladies」をよくあれほどがんばりましたね。見ててハラハラしたよ。
・クライシスコア FF7。今更です。ええ、今更です…。
・マジカロス。パペットガーデン。同時期に始めました。ブログパーツ完備。
「ヒオリ・クラジョウ」で活動してます。
・P!nkのPV。「so what」と「Please don’t leave me」のPVがかわゆくてかわゆくて見まくってたんですが、
「Trouble」とか「Lady Marmalade」とかは勿論面白くてかわゆくて「Stupid Girls」見てバカ笑いとかして、
結局「この鼻ピアスしたままどうやって顔洗うんだろう」という結論に帰結する。
【やっちまったもの】
・多分ぽっちゃり☆プリンセスポータブルを買う。DL販売オンリーか。
いいか、ここでamazonの画像案内しようと思ったが想像を絶するものが出るからamazonで検索するのはやめろ。
※意図していない上にグロかったです。
・PSP-3000 限定色 ブロッサム・ピンクを予約するお金がなかったので放置していましたところ
新品本体を\16,800でまだ売っているサイトがあったのでぽちりました。すみませんでした。
ぽちったあとTravianで首都抜かれました。呪わないでください。
PSP「プレイステーション・ポータブル」 ブロッサム・ピンク(PSPJ-30013) 価格:¥ 16,800(税込) 発売日:2010-03-04 |
【で、前回blog書いてから何してたの】
Twitter復帰したりTumblrを心のままにぽちりまくったりしていましたよ。
あとシッターとかシッターとかシッターとかさ。ハハハ。
その間にキングダムハーツBbSのUMDを抜き、戦国無双ザベストのUMDを入れ替え、クライシスコアに至る。
PSPo2かMHP2Gに回帰したい。
[書籍]テンポアップするホラーたち
最近久々に勧善懲悪的に気持ちいい推理小説読みました。
個人的にはホラーでした。
長い腕 (角川文庫) 価格:¥ 620(税込) 発売日:2004-05 |
初版発行は2004年なんだけど、なぜか最近のミステリの棚に新刊として載っていたのでジャケ買い。
悪癖だと反省しているがジャケ買いを辞められない。
CDの買い方ではよく聞くジャケ買いも、本でやってしまうというと妙な顔をされる。
つまりはみんな小説のストーリーの過程を楽しむ人が多いんですね。
悪癖の原因として、「オチ知りたがり魔」という性癖が挙げられると自分では思う。
ドラマにしろ、書籍にしろ、ラストが分からないと客観的に見て作品を純粋に楽しめない。
推理小説は殆ど最後のほうから読み始める。
トリックも分からない、経緯は読み取れない、それでもオチを頭に入れて最初から読み始める方が何倍も楽しめる。
それが何故「ジャケ買い」になるのかというと、
煽りや裏表紙の簡易あらすじを読んだだけで内容の面白さを把握した気になり買ってしまうから。
あ、CD的な意味でのジャケ買いもかなりあるのは事実だ。
松山ケンイチを表紙キャラクターにしていた時期の角川文庫は何冊かやりました。
閑話休題。
とにかくその本のことを全く知らない状況で、
オチだけ把握して読み進めまくるので当然「しまった買うんじゃなかった」「これは面白くない」という書籍にも出会う。
そういう意味ではこの「長い腕」は大当たりの物件なのでありました。
作者の川崎草志さんはセガ・エンタープライゼズ、三菱電機を経てゲーム会社勤務という
異色の(小説家では珍しいと思う)経歴の持ち主なので、
多少バーチャルな舞台設定、犯人の異常人格の組み上げ方が安易なのはそのせいか?と思う部分はあるけども
概ね気にせずに読めた。
自分は業務系開発者なのでまずゲーム業界とは縁がない。
業界としては地続きであってもその実態を全く理解していない。
それでもゲーム開発のフェーズの説明は非常に面白く読めた。
デザイナーがどのような部分でどう貢献しているかということも(この本の通りなら)把握した。
ゲームのために色々なデザイナーが用意されていることは知っていても、
そのデザイナーたちがどのようにゲーム開発に関わるかということは全く知らなかったので、
ゲーム業界のデスマーチなるものをある程度理解するための非常に希少で面白い文献になると思う。
とにかくプログラマ以上にプログラムに精通してなければ勤まりそうになさそうだ。
事件に入る契機となる、主人公の汐路の故郷への帰還は少し現実味がない気がした。
ただ汐路というキャラクターが立ってくるところでもあると思うので、
現実にはこれほど頭の切れるやりとりはないんだろうなと思いつつかなり爽快。
中学生とはいえ罠にかかった一人の人間をほいほいとやりこめてコーヒーを淹れさせる才能はちょっと欲しい。
この作品の中で「面白さ」とは異質なのだけど一番心をえぐったのはやはり
犯人たちが発狂して汐路を追い詰める描写。
作者の緩急のある筆致が大行進してちょっとしたホラーに相当する怖さ。
ワンパターン、ありがち、先が読めると言われるような構成かもしれないが、
それでも演出される恐怖と続きが読みたい衝動はかなり気持ちよかった。
生きてる人間が静かに突然狂ってしまう瞬間はやはり怖いもののうち上位にランクインすると思う。
悪意があって感情を持って頭で行動を組み立てられる段階を超えて、
生きているのかいないのか分からないものの存在を支えにして狂ったまま生きて危害を及ぼすものたち。
最近の推理小説の傾向として、
サスペンス要素、ホラー要素が盛り込まれてきて事件そのものが解決しないというシフトがあると思う。
それを一番強く意識したのは綾辻行人「殺人鬼」のシリーズを読んだときで、
そもそもそれ自体がはるか昔の思い出なのだけど
読者に推理を強いておきながら恐怖だけ与えて去っていく小説の理不尽さをかみ締めたことを忘れていないのだと思う。
その点見事にヒーローが謎を解き明かし、汐路は平穏の中に生きていくことを考えるオチはそれなりにすっきりした。
第2回横溝正史ミステリ大賞受賞作という冠の付いた作品ということらしいが、
横溝正史の時代から考えると作品は凝縮し、加速がついてページ数を減らすことが困難になり、
何を書くか書かないかで作者が苦悩していることがわかることもある。
ドラマやマンガで進行の速さを指摘されることがままあるが、
推理小説の中に訪れるサスペンスやホラーもどんどん加速しているなあと思った一品でした。
優れた推理小説とは言いがたい構成かもしれないが、臨場感のある理不尽なスリルを味わいたい人にはお勧めかもしれない。