知らん間に梅雨に入っている日本某所です。通勤とかもうしたくないです。
家の環境にリリースされたばかりのAndroid Studioを導入してみました。
リリースされたばかり、といってもInteliJ IDEAはソーシャル系というかマカーなエンジニアさんには常識のようだったので、
業務系の職業マにはなじみのない世界でございますのよ…。
Android系の開発にはEclipse3.5とかAppInventerを使ったりしていましたが、まだアプリをリリースするには至っていないので
使いやすい開発環境がとても欲しくてインストールしてみました。
インストールには下記のサイトさんにお世話になりました。
Android Studio最速入門~効率的にコーディングするための使い方
連載なのでまだ完結はしていないようなのですが、とりあえず第三回までの間に起動に困ることばかりで2日ほど無駄にしたのでメモしておきたいと思います。
まず、先にマシンの環境から書いておきます。
・Windows7 Home Premium SP1(64bit)
・AMD E350プロセッサ 1.60 GHz
・メモリ4GB
・システム評価は3.8 決して動きのいいマシンではなく描画関係が死んでいると言っても過言ではないです。Chromeの立ち上がりに5分くらいかかります。
今までのAndroid環境
・Java6
・JDK1.6
・Eclipse3.5(galileo)
・Xperia SO-01(初代エクスぺリア)
今回導入したAndroidStudioのインストールについて。
・すげえ時間かかりました。2時間くらい。
・でもSDKを単体で頑張って用意するより手軽。
・日本語化パッチを充てる前にPreference/Appearanceの内容を把握しておかないと、日本語が全部□になっちゃった後確認するのがすごく大変だった。
・日本語化パッチがどうも快適ではないのですが、何故かというとフォントサイズを変更するとエディタではなくツール表示フォントサイズが変わってしまうから…。
でも英語よりすごく見やすいです。コメントも日本語で書けます。ありがとございます。
・IDE自体はEclipseの方が軽量だとは思いますが、直観的なAndroidのIDEとしてはすごくわかりやすいです。
・お約束ですがいろんなものの初回起動(IDE、Preference、プロジェクト、Module、ADB、AVDなど)はすげえ遅い。
ここからトラブルシューティング(多分途中、まだ困ることたくさんあると思う)です。
・ADB.exeが起動せず、ダイアログが表示されてしまう。
…「ADB not responding.」というメッセージが出てしまい、「オメーのADB.exeの動作をこれ以上待ってるのも悪かないけど手動でぶっ殺してからもっかいやるか?」(意訳)というメッセージが出て
(You can wait more, or kill “adb” process manually and click ‘Restart’)
「Wait More」「Restart」「Cancel」の選択肢が出ます。
タスクマネージャを起動し、プロセス内にadb.exeが入っていたら強制終了してもう一度「Restart」を押します。
ここで起動すればいいのですが、何故かうんともすんとも言わなくなります。
原因としてわたしが考えたのは2つほどです。
①adb.exeのパスが通っていない。
自分の環境ではEclipseが参照しているSDKと、AndroidStudioが同梱していたSDKがあります。このどちらも環境変数に載せていませんでした。このことにより、起動したいadb.exeが分からなくなっているのかと思いました。
AndroidStudioに同梱されているSDKの中からadb.exeのパスを環境変数に登録しました。Windows7の環境変数にたどり着くまでが長すぎますよね…。
②adb.exeが既に起動している。
このAndroidStudioでのデバッグの前に、実はEclipseを一度立ち上げていました。すみません、ソリューション構成を比べてみようと思ったんです…。
よって再起動を行い、その後はEclipseを立ち上げずにAndroidStudioを立ち上げるようにしました。
一応、上の2つの操作で現象が起こらなくなりました。
探しても探しても英語のサイトしか出てこなかったので泣きそうになりました。あとInteliJ IDEAのサイトとか。Windowsの情報があまりないかもしれません。
・デバッグしてADB.exeは立ち上がるんだけどさっぱり画面が進まない。
…adb.exeがいうこと聞くようになったと思ったらこれです。
エミュレータが立ち上がり、「android」というロゴが反射するところまでは表示されるのですがそれから進まない場合。
AndroidStudioではデバッグするとIDEの下にデバッグ経過が表示されます。
<正常な場合>
Device connected: emulator-5554
Device is online: emulator-5554
Target device: emulator-5554 (AVD名)
Uploading file
local path: C:\Users\ユーザフォルダ\AndroidStudioProjects\プロジェクト名\モジュール名\build\apk\モジュール名-debug-unaligned.apk
remote path: /data/local/tmp/モジュールの名前空間
Installing モジュールの名前空間
DEVICE SHELL COMMAND: pm install -r “/data/local/tmp/モジュールの名前空間”
pkg: /data/local/tmp/モジュールの名前空間
Success
上記は正常に起動し、エミュレータが動作している場合ですが、下記のようなメッセージで進まなくなっていました。
<異常な場合>
Device connected: emulator-5554
Device is online: emulator-5554
Target device: emulator-5554 (AVD名)
Uploading file
local path: C:\Users\ユーザフォルダ\AndroidStudioProjects\プロジェクト名\モジュール名\build\apk\モジュール名-debug-unaligned.apk
remote path: /data/local/tmp/モジュールの名前空間
Installing モジュールの名前空間
DEVICE SHELL COMMAND: pm install -r “/data/local/tmp/モジュールの名前空間”
device is not ready. waiting for 20 sec.
DEVICE SHELL COMMAND: pm install -r “/data/local/tmp/モジュールの名前空間”
device is not ready. waiting for 20 sec.
(延々と続く)
ちなみに、対応するAVDを作っていない場合にはモジュール起動用のAVDを選択する画面が出るようです。
AVDは別途任意に作れます。AVD Managerから。
さて、AVDが立ち上がったもののどうもSHELL COMMANDが通らない様子。
これもまた調べても調べても英語のサイトが出るばかりですが、その中の一つに「Administartor」という単語があったのでやっとピンときました。
「管理者として実行」をAndroidStudioに設定します。
その後、AndroidStudioを再起動するとかなり待ちますが「device is not ready. waiting for 20 sec.」が出なくなります!
もうこれだけで1時間くらいかかりました…。
これでやっとデバッグがおっぱじめられます!
Windowsで開発するとか情弱pgrされそうですが、わたしはVisualStudio使いなのでWindowsメイン機なのですわよ…。いやMacとか買ってVirtualBoxにWindows8ぶっこんでみたりしたいんですけども。先立つものもないわけで。Monoもすごくすてきですが。
日本国内でWindows7の圧政に苦しみAndroidStudioに踊らされているすべての方に、お役にたてれば幸いです。
でも開発がさくさくいくのかというと…まだ前途多難そうです…。
明らかに動作も遅いです。でも何となく達成感があります(誤った達成感)
なお画像とかないとは開発環境そのままにつき、プロジェクトの名前とかにぼかしを入れるのがめんどくさいとかそのへんです。